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患者をみとる家族が後悔すること①「やるべきことをやりきった」という満足感・達成感が得られない

家族が「やるべきこと」とは何か。「やれること」とは何か。「自分ならこう思うが、親となると・・・」と二の足を踏む人は多い。しかし、もしも自分なら、自分の子供に何をしてほしいか?何はしてほしくないか。親なら子供の苦しむ姿を見たくない、そこまでして生きたいとは思わない、と言うだろう。しかし立場が変わると、不思議なことに何が何でも生きていてほしいと言う。 そこには自分の責任を問われたくないというエゴが働いていないだろうか。すでに肉体的にも知的にも変わり果てた親の姿にがっかりして、昔はこんなではなかったと、幻を追い求めているのではないか。認知症になった親の言葉は、心底子供を思う親の言葉だろうか。それとも...

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人が死ぬ時、後悔すること⑥「ありがとう」と言えなかった

どんなに困難辛苦の人生を歩んでも、誰もが誰かに助けられ愛情を受けている。それ以上に神仏の加護と慈悲を受けている。しかし多くの人が死ぬまで気がつかない。せめて死ぬ寸前に気づき、死の床につく時、周りのものに「ありがとう。あなたに会えて自分は幸せだった」と言いたい。そこにはいない多くの人々に向かって、たとえ敵としてめぐり会った人にも、やはり感謝の言葉を述べたい。「ありがとう。お陰で人生が面白くなった」と。在原業平(古今和歌集)の辞世の句「つひにゆく 道とはかねて 聞きしかど きのふけふとは 思はざりしを」

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人が死ぬ時、後悔すること ⑤宗教・哲学

(1)自分の生きた証を残さなかった (2)生と死の問題を乗り越えられなかった (3)神仏の存在を知らなかった 人生の総括は早めにしておいた方がよい。死は突然訪れるかもしれない。生きた証とは何か。残された者の心に思い出を残すことである。子孫に手紙を残す。思いや気持ちをこめた作品を残す。絵画・文章・作曲・庭園作り等々。「私はかく生きた」とメッセージを残し、生きる力を後世に伝える。自分を手本に「後に続け」と。それはよくも悪くも生きる参考になろう。生も死も舞台の幕が下りるだけ、芝居は延々と続く。誰もが神仏に見守られ、誰一人として不幸なものはいない。「また来世で会いましょう」と。

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人が死ぬ時、後悔すること ④恋愛と人間関係

(1)会いたい人に会っておかなかった (2)記憶に残る恋愛をしなかった (3)結婚しなかった、結婚したがうまくいかなかった (4)子供に恵まれなかった (5)子供とそりが合わなかった 人との出会いは恋愛だけではない。会いたいと思う人は、尊敬できる人、あこがれる人、訳あって会えない肉親等々ある。記憶に残る恋愛が、必ずしも成就して結婚に結びつくとは限らない。一生忘れられない思いを抱く人が、結婚対象になるとも限らない。むしろ成就しない恋愛の方が心に深く残るものである。平凡な結婚こそが最高の幸せなのに気づかないこともある。 自分の心を偽って生きるよりは、それをぶちまける手段を持つとよい。昔は告白の恋愛...

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人が死ぬ時、後悔すること ③自分のやりたいことをやらなかった

(1)行きたい所へ行かなかった (2)仕事ばかりに追われて趣味に時間を割かなかった (3)食べたいものを食べなかった (4)生まれ故郷に帰らなかった (5)自分の葬式や遺産分配を決めておかなかった等々 人は死ぬ寸前まで、達成したい思いがある。夢にまで見た思いとは何か。こだわりや心のわだかまりがあってできなかったこと、少々の勇気がなかったばかりに思いきれなかったこと、そういう思い残しを残念という。残念があると、認知症になった時、もうろうとした時、それを実行しようとして行動障害BPSDを起こす。よい死に方とは、死ぬ時に「もはや思い残すことはない」と宣言できることである。

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人が死ぬ時、後悔すること ②自分の心に正直であったか

(1)自分の気持ちに嘘をついてきた (2)夢をかなえられなかった (3)自分でも悪いことだと知っていながらやめられなかった (4)感情に振り回された (5)ある人に優しくしてあげなかった (6)忠告を聞き入れなかった 自分でもよくないと知りながら、いつまでもやめられない悪い癖がある。自分の心を偽ったきた。本当は違うことをしたかったのに、一時の感情や欲望に負けた。友人の忠告に耳を傾けなかった等々、死ぬ間際になって後悔後を絶たず。せめて自分に正直に生きたい。

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人が死ぬ時、後悔すること①健康について

人が死ぬ時後悔するのは、どんな時か。 (1)健康を誤信しすぎて体を大事にしなかった。 (2)タバコをやめられなかった (3)アルコールの多飲をやめられなかった。 (4)終末期になったら延命を望まず、とはっきり言っておかなかった。 (5)何のために治療し、何のために生きるのか、わからなかった、と思う時 「一番の幸福は健康」を誰もが思うが、はたしてそのように実行しているだろうか。多くの人は自分勝手に解釈し、気ままに生きている。「これを飲めば病気が治る」(それなら世界中で採用されているはず)「飲むだけでやせられる」(それは病気だ、毒かもしれぬ)酒もタバコもやめずに健康が手に入る、生活習慣を改めずに生...

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家族にとって必要なのは納得

多くの家族が、今までの患者に対して「十分に介護してあげられなかった」と後悔している。この後悔の念が解消されないと、病院への不満となり、こじれれば訴訟になる。患者へのケアと同時に、家族の今までの苦労をねぎらってあげることが大事。これにより家族とスタッフとの摩擦も減る。逆に「大変だ、大変だ」と恩着せがましく言っていれば、家族は気まずくなり、言われれば言われるほど、反対に問題点を探して文句を言いたくなる。プロはうまくやって当たり前、決して自慢するものではない。どうすれば家族は納得するか、納得出来るか、常に考える必要がある。

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要介護状態になっても高齢者は貢献できる

「家族にとっての癒し」になること。たとえ認知症になっても、寝たきりになったとしても、家族にとっては大事な家族の一員であることには変わりはない。しかし泣いたり、わめいたりと、夜も寝ないで騒いだり、暴言暴力を加えられれば、家族でも嫌気がさす。また痛がったり、辛そうだったら、忍びない。 介護療養型では患者の苦痛を取り除き、身体の清潔を保ち、穏やかに生活でき、笑顔を取り戻すことを最優先課題とする。楽しそうに過ごし、話せればうれしい、口から食べられれば、なおうれしい。そんな患者の様子を見て、家族が自ら罪の意識を持つことなく、「ここに来てよかった」と思っていただけること、それこそが我々の使命である。そんな...

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老化防止対策

(1)毎日1時間外出し、日光を浴びる (2)一日1時間以上歩く (3)一日のうち1時間以上は誰かと会話する (4)一日のうち1時間以上は静かに仕事(読書・作文・絵画等)に没頭する (5)必ず空腹を感じてから食事を取る (6)睡眠時間合計7時間以上とる (7)ただし連続8時間以上は寝ない (8)毎日20分くらいの昼寝をする 分割睡眠をとる 等々を守る。

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