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日本の医療の行方⑤高齢者医療介護は保険に適さない

自動車保険を見ればわかるように、保険とは突発的に起きる万一の事故に対する備えである。従って高齢者のように、ほとんどの人が医療介護を受けるような場合、保険は成立しなくなる。そのような場合こそ社会保障で面倒を見るべきだ。医療介護はどの人も等しく必要になるので、その原資は広く浅く所得税のような形で徴収すべきと思う。しかも70歳を超えたら、年金以外に収入のない人も多くなるので、就労年齢の間に誰もが所得の多少にかかわりなく医療介護費用を払っておく、つまり積み立てておくべきだろう。消費税を社会保障費に回せ、との議論をよく聞くが、消費税は消費という経済活動に伴って払う税金なので、その使い道は消費を促進する活...

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日本の医療の行方③医療保険と社会保障④税金の直間比率

医療保険とは病気という事故に対する補償制度である。自動車保険なら、運転する人の年齢や事故率や車の種類等によって保険料が異なる。しかし医療保険は社会保障の一つだから、年齢や収入の多少、病気の有無によって差別されない。科学技術は年々進歩し、医療レベルも向上する。それをすべて保険で賄おうとすれば、保険料は毎年うなぎ上りに上昇するはずだ。しかし日本では保険料の半分を企業が負担しているので、企業経営への影響からこれ以上は上げられそうにない。しかも日本では、医療保険料が収入に応じて支払額が高くなる。たくさん払っても、受け取る医療サービスに違いはない。これは北欧や英国に比べて著しく不公平だ。保険料の中に所得...

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日本の医療の行方①高騰する医療費②対処

日本の医療費は毎年1兆円ずつ自然増加し続けている。小泉内閣の時、骨太改革でこの伸びを毎年2200億円削減した。たちどころに医療崩壊がおきた。現在の制度で国民のニーズがあり続ける限り、医療費が1年に1兆円伸びることを止めることはできないことがわかった。 ではどうして毎年1兆円も増加するのか。その理由として4つあげられる。①高齢者人口の増加②終末期にも急性期と同じ医療提供をしている。③科学技術の進歩により、高額医療機器が次々に導入されている。④国民にコスト意識がなく、高額医療を望めばそれだけ負担が増えて当たり前なのに、受益者応分負担の考えがない。 経済が右肩上がりで成長し続けていた時代ならよかった...

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未来を語る⑫21世紀は生まれつきのハンディキャップが少なくなる

原始時代は体が大きくて頑丈で力の強い人だけが生き残った。やがて人間が集まってむら社会ができると、筋力よりも知識や知恵が尊重されるようになる。その確率的な発生頻度の高さから次の時代は血縁が重視されるようになる。さらに若い頃の学校の成績が重視され学歴社会となる。現代日本において学歴社会の頂点に君臨するのが東大法学部卒の官僚である。大企業の社長も同校卒が多い。 しかし21世紀になると、もはや学歴も通用しなくなる。IT関連企業で成功した若き経営者たちに同校卒はいない。コンピュータ社会では暗記する能力はほどほどあればよく、もっぱら応用力や創造力が求められ、過去にない新しいものを作りだす創造力のあるなしが...

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未来を語る⑪福沢諭吉の「学問のすすめ」

「天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らずと言えり」の書き出しで始まる「学問のすすめ」という本の題名は誰もが知っていよう。しかしこの書き出しは、次の様に続く。「しかるに世の中には富める者と貧しい者、権力のある者と虐げられる者がいるのはなぜか。その理由はひとえに学問のあるなしによる。人は学ばざれば獣に等しく、学ぶことによってのみ人となりうるのである。 人は何のために学ぶのか。人は自らの価値を高め、世のため人のために役に立つ人間でありたいがために学ぶのである。人の富を奪い、誰かに寄生して生きるがごとくは、人間にあるまじき行為なり。自力で賄い口を稼ぎ食べていくことこそが、真の人間である。そうした人...

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未来を語る⑩死生観が変わる

日本人の人生観や死生観に大きな変化がみられるようになる。今まで漠然と生きてきたのが、はっきりとした目的意識を持つようになる。自分は何をするために生まれてきたのか。何がこの人生の目標なのか。誰もが考えるようになる。そして一人一人、自分の人生観に至る。ただ長生きすればいいわけではない。健康でなければ、頭がしっかりしていなければ、と条件をつけるようになる。その条件が満たされないなら、生きる意味がないと結論づけられるだろう。 人によって条件はそれぞれ違う。100歳まで元気に動き回れる人がもっともっと増える半面、体は全く動かないのに、頭は聡明で世界の宇宙物理学をリードするホーキング博士のような人も出てく...

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未来を語る⑨介護ロボットが少子化日本を救う

低賃金で外国人労働者を雇っても一時しのぎにすぎない。40年経つとその人達も要介護者となる。これを根本的に防ぐには介護ロボットの導入しかない。現在危険な仕事は産業ロボットが受け持っている。今後は消防・警察・軍事といった分野にロボットが進出するだろう。 医療介護分野は遅れている。高度の技術を要する手術ロボットのみならず、介護をするロボットが必要になる。体を起こしたり移動したり、おむつを替えたり、入浴介助したりするロボットができるだろう。人間の介護者は優しい笑顔を見せたり、話しかけたりする。介護は苦痛ではなくなるはずだ。

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未来を語る⑧20~30年遅れでヨーロッパ並みに

2035年頃の日本は、今の西ヨーロッパ諸国に似てくるだろう。東京等いくつかの大都市を除けば、日本全体がのどかな田舎町になる。自然が回復し、地方に行けば人がいない町ばかりになる。特に北海道や東北白神山地等は世界的なリゾート地となるだろう。アジアのスイスと呼ばれる。道路もすいて渋滞がなくなる。鉄道も混雑しないのでいつでも座れる。地方に行けば外国人だらけになる。特にアジア諸国にとってあこがれの観光地になる。観光は日本の重要な産業となり、医療介護がこれに続く。日本に医療を求めて入国し、観光を楽しみ、やがて介護を受けて、日本で死ぬことが理想のライフスタイルとなるだろう。 「日本で治療を受け、日本を楽しみ...

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未来を語る⑦東京と地方との時間差

東北地方等過疎地域では、すでに人口減少が始まっている。地方は人口減少を前提に政策を立てなければならない。もっと過疎化が進むからだ。それに対して東京への人口集中はますます拍車がかかる。団塊の世代が80歳になる2025年頃までは、人口増加と高齢化が進む。それまでの東京は、人口増加と高齢化を前提に政策を推し進める必要がある。 2035年を境にして東京でも人口減少が始まる。この時日本全体の人口減少が顕著となる。日本は典型的な老人国になる。東京では2025年まで高齢者産業が発展拡大するが、その頃を境にして衰退する。これからの15年は、東京と地方との格差が拡大する。今まで順調だった地方の病院や介護施設に、...

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未来を語る⑥人類滅亡の時

現在地球上には72億人の人間が生存している。人類は地球環境を汚染し続け、他の生物を絶滅させている。どう見ても、人間は神の振舞いをしていない。貧困や格差は拡大し、戦争も絶えない。だから当然人類滅亡のカウントダウンは始まっている。たとえば今の日本の人口は1億2千万人だが、2050年には1億人を割り込み、2100年には6千万人以下になると予測される。3000年までに日本人はいなくなる。他の民族が生き残るとも思えないので、その頃が人類の最期になるのだろう。  

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